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FDE 日本企業の探し方|求人ボード・企業リスト・応募ルート

約7分FDEナビ 編集部

転職サイトの検索窓に「FDE」と打ち込んで、Enterを押す。返ってくるのは数件——多くても十数件だ。日本でこの職種が急拡大していると聞いたはずなのに、求人票はどこにあるのか。

結論から言えば、探し方が違う。日本でFDEを狙える会社は、FDEを採用する企業一覧で見たとおり着実に増えている。だが「Forward Deployed Engineer」という肩書きそのままでは求人が可視化されていない企業のほうが、まだ多い。

なぜ「FDE」で検索しても求人が少ないのか

肩書きが揺れているからだ。

FDE専門の求人ボード「FDEジョブ」(fde-jobs.jp)を見ると、この揺れが数字で分かる。掲載72件の内訳は、フォワードデプロイドエンジニア25件・AI導入エンジニア16件・ソリューションエンジニア12件・プロフェッショナルサービス8件・デプロイメントストラテジスト7件・カスタマーエンジニア4件(同サイト掲載件数・2026年8月時点)。「FDE」という肩書きそのものは全体の3分の1強にすぎない。

つまり、残り6割超は別名で募集されている。「AI導入エンジニア」も「デプロイメントストラテジスト」も、顧客先で課題を特定し本番環境まで実装する——中身はFDEの仕事内容と変わらない。検索語を「FDE」1つに絞ると、この6割を取りこぼす。

実際に採用している国内企業と年収レンジ

肩書きの揺れを踏まえたうえで、実際にどんな企業がどんな条件で募集しているか。

SoftBankとOpenAIの合弁事業体であるSB OAI Japan合同会社は、「Forward Deployed Engineer (FDE)」の名称で公式求人を出している。募集背景は「戦略顧客に対するLLM/生成AI活用の技術リード」で、RAG構築・エージェント設計・本番環境への実装を担う。月給52万3,750円〜99万9,000円、賞与・実績手当を含めた想定理論年収は約812万〜2,034万円(同社求人ページ・2026年8月確認)。必須要件は5年以上のソフトウェアエンジニアリング経験とクラウド上での本番品質コード実装経験だ。

FDEジョブに掲載された求人からも、レンジの広さが見える。株式会社ログラスが1,000万〜2,000万円、株式会社LayerXが1,200万円〜、Sansan株式会社が1,029万〜1,456万円、株式会社ACESが850万〜1,400万円、ストックマーク株式会社が1,000万円〜、株式会社JDSCは500万〜2,500万円という広いレンジでFDE・テックリード職を募集している(同サイト掲載求人・1ソース・2026年8月時点)。株式会社ELYZAのように国内AIスタートアップとして名を連ねる企業も出てきた。

企業タイプ別の探し方

一社ずつ求人票を追うより、まず狙う企業の「型」を決めるほうが早い。

企業タイプ 具体例 探し方の起点
グローバル大手の日本法人 Palantir日本、Salesforce Japan、SB OAI Japan(SoftBank×OpenAI) 各社採用ページを直接確認。肩書きは「FDE」表記が多い
国内AIネイティブ・SaaS企業 LayerX、ログラス、Sansan、ストックマーク、ACES、JDSC、ELYZA FDEジョブ・Findyなどの専門求人特集を横断チェック
導入支援・DX系企業 エクサウィザーズ、ANDPAD、AI Shift 「AI導入エンジニア」「導入エンジニア」表記に注意
コンサルティングファーム McKinsey QuantumBlack、Accenture 「デジタル実装」「テクノロジー実装コンサルタント」表記が中心

グローバル大手と国内SaaSは「FDE」表記に寄りやすく、導入支援系とコンサル系は別名になりやすい——この傾向を頭に入れておくと、求人票の見落としが減る。

求人票でFDE相当かどうかを見分けるチェックポイント

肩書きが「FDE」でなくても、中身が一致していれば狙う価値はある。見るべきは3点だ。

  1. 常駐・オンサイトの有無: 「顧客先」「オンサイト」「客先常駐」の文言があるか。FDEの常駐比率は稼働の25〜50%が目安。ゼロなら別職種の可能性が高い。
  2. 本番環境への実装権限: 「提案書作成まで」で終わる求人はソリューションアーキテクト寄り。「本番環境」「デプロイ」「運用まで」と書かれているかを確認する。
  3. スコープ設計の裁量: 「要件定義から」「課題特定から」といった、仕様が固まる前の段階から関与する記述があるか。

この3点が揃っていれば、肩書きが「AI導入エンジニア」でも「カスタマーエンジニア」でも、実質はFDEと考えていい。

応募ルートの比較

見つけた求人にどう近づくか。ルートは大きく3つある。

ルート 向いている人 特徴
直接応募(採用ページ・fde-jobs.jp等) 志望企業が明確な人 求人票の解像度が高く、条件を自分で見比べられる
転職エージェント経由 非公開求人も含めて広く探したい人 年収交渉やケーススタディ対策の情報を持つエージェントもいる
スカウト・リファラル 実績を可視化できる人(GitHub等) Findyのようなスキル偏差値型プラットフォームは企業側からの声掛けが起点になりやすい

日本ではFDEの実務経験者自体がまだ少ない。隣接職からの転職ルートを歩んできた人ほど、直接応募だけでなくエージェント経由で「FDE相当のポジション」を紹介してもらう動き方が有効になる。

まとめ

冒頭の検索窓に戻ろう。「FDE」1語で終わらせず、AI導入エンジニア・ソリューションエンジニア・デプロイメントストラテジストといった別名まで検索語を広げる。狙う企業はグローバル大手の日本法人・国内AIネイティブ企業・導入支援系・コンサル系の4タイプに分けて当たる。求人票では常駐の有無・本番環境への実装権限・スコープ設計の裁量の3点を確認する——これだけで、見えてくる求人の数は変わるはずだ。

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